【結論】「家庭での”ある程度のDIY”ならマルチエボは使える!」

のこいです。DIYを始めてる皆さんはどんな工具をお使いですか?またこれから始めようとしている初心者の皆さんは工具はお持ちですか?

札幌でウッドデッキなど自作している私ですが、DIYを始めた2020年頃から使用しているのが、”Black+Decker”の「マルチエボ」!

このマルチエボの魅力と、実際に使用してわかった限界などをお伝えしようと思います!

マルチエボとは?

マルチエボを販売している【ブラック・アンド・デッカー】は、1910年にアメリカで創業した老舗の工具メーカーです。世界で初めてピストルグリップ型の電動ドリルを開発したことでも知られ、現在も革新的なアイデアでDIY市場を牽引し続けています。

そんな同社を象徴する大ヒット製品が、多機能電動工具【マルチエボ(MultiEvo)】です。

特徴3選

一台で最大12役をこなす万能性

最大の特徴は、本体(モーター部分)の先端にあるヘッドを付け替えるだけで、まったく別の工具に早変わりするシステムです。

切断、穴開け、締め付けに始まり、研磨、加工、ガーデンなど多岐にわたります。

詳しくは記事下部でも紹介します。

DIY初心者に優しい設計

18Vの力強いバッテリーパワーを備えつつ、グリップの握りやすさや本体の軽量化など、人間工学に基づいた扱いやすいデザインになっています。

作業時にネジやビットを貼り付けておける「マグネットホルダー」など、細かい使い勝手にも配慮されています。 

圧倒的コスパ

なんとインパクトドライバー、ドリルドライバー、ジグソー、電動ノコギリ、丸ノコの五つがセットになったスターターパックがあります。単体で揃えるより圧倒的に安いです。

筆者も購入した【Amazon限定】の5種アタッチメントセットはコチラ

【使用感】マルチエボの魅力とDIYでの使い勝手

魅力:マルチエボを選んだワケ

1番の理由は一つの本体で、ヘッドを変えれば何役もこなすコスパです!

本体と充電器、ヘッドが[ドリルドライバー、インパクトドライバー、ジグソー、丸ノコ、電動ノコギリ]の5点、さらにバッテリーが二つも付いて¥27,808でした!(購入時2020年頃)

これら全てを有名どころでそれぞれ揃えるとなると、エントリーモデルだとしても5万円以上はしそうです…

そしてさらに【省スペース性】に注目です。これらすべてを合わせても、付属のバッグ(10〜15L)2つに収まります。お家の収納スペースが限られている方にもおすすめです。

実際の使い勝手:家具組み立てや棚作りならこれ1台でOK

実際に使ってみると、家具の組み立てや【棚作り】くらいのDIYであれば、本当にこれ1台で完結します。

ネジ締めはインパクトヘッド、下穴あけはドリルドライバーヘッド、といった具合にワンタッチでヘッドを付け替えられるので、作業のたびに工具箱をひっくり返す必要がありません。「ちょっとした棚を作りたい」「家具を組み立てたい」という【家庭でのある程度のDIY】であれば、マルチエボは間違いなく頼れる相棒です。

そして何気に便利なのがレシプロソー、いわゆる電動ノコギリです。付属のチップではちょっと物足りないですけど、Amazonなどで安いチップ(ゼットソー レシプロ替刃)を買ったところ、太さ10センチほどの枝なら難なく切断できます。庭木の剪定にとても重宝します!


【正直レビュー】実際に感じたマルチエボの「限界」と対処法

ここからは、私が実際に感じた【正直な限界】です。

① 木材カットの限界:丸ノコヘッドは小さめ

マルチエボには丸ノコヘッドもありますが、【本体サイズがコンパクトな分、刃も小さめ】です。

限界
厚みのある木材になると、丸ノコヘッド1発ではスパッと切りきれないことがありました。ウッドデッキの根太に使うような厚手の木材だと、途中で刃が止まってしまったり、切り残しが出てしまったりするんです。

対処法
そこで活躍するのが【ジグソーヘッド】です。厚手の木材でもジグソーヘッドに付け替えれば、ちゃんと最後まで切り進めることができます。

注意点
ただしジグソーは、丸ノコに比べると断面が【多少曲がりやすい】という特徴もあります。まっすぐキレイに切りたい場合は、あらかじめガイド(定規や端材)をクランプで固定してから切り進めるのがコツらしいです。しかしウッドデッキの床板を切り出すなど、何枚もの木材を切断する場合には別途通常の丸ノコを購入したほうが、タイパは確実に良いでしょう。

② 硬質素材の限界:ウッドデッキ基礎のコンクリート穴あけは不可!

正直、今回これが一番 「あ、無理だ」 と実感した瞬間でした。

限界
ウッドデッキを基礎(コンクリート平板)にしっかり固定しようと、ドリルヘッドでコンクリートに穴をあけようとしたのですが……【パワー不足でまったく穴があきませんでした】

BLACK+DECKER マルチツールEVOの仕様を見る
最大回転速度800回転/分
トルク22N/m
電圧18V
アンペア数2アンペア

木材相手なら問題なくこなせるマルチエボですが、さすがにコンクリートという硬質素材は守備範囲外だったようです。

対処法

早速Geminiに聞いてみました。

Gemini

さすがにマルチエボでは無理でしょ!

じゃあどうしたらいいんだ…

Gemini

振動ドリルかハンマードリルがええで!

振動ドリル、ハンマードリルとは

どちらもコンクリートなどの硬いものに穴をあけることができる機械ですが、パワーと用途が異なります。

  振動ドリル ハンマードリル
打撃の仕組み内部のギアを噛み合わせて、小刻みな前後の揺れを回転に加える。ピストン(空気圧)の原理を利用して、強烈な打撃を後ろから伝える。
用途木材や金属の通常の穴あけや、モルタルや薄いコンクリートへの小径の穴あけに適している。鉄筋コンクリートへの大径の穴あけに適している。打撃のみのモードもあるためコンクリートの破砕もできる。
ビットの違い通常の丸軸ビット専用のビット
本体重量と価格軽い
比較的安価
重い
高価なことが多い

DIYであれば振動ドリルで十分なことがわかります。

しかし比較的安価とありますが、コード式で「8,000円~40,000円」、充電式にすると「70,000円前後」にまで跳ね上がります。ちょっとためらいますよね。

そこで私が選んだのがDCMのオリジナルブランドの振動ドリル。

DCMオンラインで振動ドリルを見る

コード式の振動ドリルながら6,000円を切る破格の値段でした。

DCM 振動ドリル  T-VD-2のスペック
(マルチエボとの比較)
  T-VD-2(DCM) マルチエボ
最大回転数2,800回転/分800回転/分
最大打撃数44,800打撃/分
(1回転あたり16打撃)
なし
電圧100V18V
アンペア数4.3A2A

一方で大手ホームセンター(コメリ、ジョイフルAKなど)ではレンタルも行っていて、マキタなどの有名メーカーの機器を1日「780円」程度で借りられて、かなり安いです。

ウッドデッキなどで「コンクリートへの穴あけは今回のみしかしないよ」という人や「なるべく安くしたい」という人はレンタルのほうが良いと思います。

結論
ここで学んだのは、「無理に頑張らず、専用工具に頼るのが正解」ということ。何でも1台でこなそうとせず、【適材適所で工具を使い分ける】ほうが、結果的に時短にもなるし、仕上がりも安全・安心です。


【これが魅力】こんなにもある!マルチエボの豊富なアタッチメント一覧

ここまで限界の話もしましたが、それでもマルチエボの一番の魅力は【1台で何役もこなせること】に変わりありません。改めて代表的なヘッド(アタッチメント)を整理してみました。

 ヘッドの種類 主な用途 ヘッドの種類 主な用途
インパクトドライバーヘッドねじ締め・木ねじ打ち込みドリルドライバーヘッド下穴開け・軽作業のねじ締め
ジグソーヘッド木材のカット、曲線カット丸のこヘッド木材の直線カット(薄い木材向け)
マルチのこぎりヘッド木の剪定や粗大ごみの解体、金属の切断トリマーヘッド木材の装飾加工
サンダーヘッド木材表面の研磨・仕上げマルチヘッド切断・剥離・研削
空気入れヘッド自動車や自転車への空気入れカーポリッシャーヘッド車のワックスがけ・磨き作業
ガーデニングヘッド2in1で芝生と庭木のバリカンができる

こうして並べてみると、【家庭でのDIYに必要な作業のほとんどをカバーできる】ラインナップだと改めて感じます。棚作りから庭のお手入れまで、本体1つでここまで対応できるのはやっぱり便利です。

そしてこの記事を作成中に知ったのですが、マルチエボのヘッドに振動ドリルヘッドがあるようです…

ただDCMのT-VD-2のほうが圧倒的にパワーがあります。コンクリートへの穴あけは重労働なのでパワーがある機械の方が絶対に楽だと思います。


まとめ:マルチエボはこんな人におすすめ!

最後に、僕なりの結論をまとめます。

マルチエボが向いている人

  • これからDIYを始める【初心者】の方
  • 工具の【収納スペースを増やしたくない】方
  • 家具の組み立てや【棚作りなどの軽作業】がメインの方

アドバイス
そのうえで、もし今後「厚手の木材をたくさん切りたい」「コンクリートに穴をあけたい」といった、より専門的な作業が出てきたら、無理にマルチエボだけで頑張ろうとせず、DCMの振動ドリルのような【コスパの良い専用工具】をその都度追加していくのがおすすめです。

僕自身、この組み合わせでウッドデッキ作りを進められています。「1台で何でもできる万能感」と「苦手な作業は専用工具にお任せする割り切り」、その両方を持っておくと、DIYがぐっと楽しく、無理なく続けられますよ。