基礎編では、水平をきちんと出すための束石の設置方法について解説しましたよね。でも実は、雪国でウッドデッキを作るなら、水平出し以上に絶対に外せないポイントがあるんです。
それが今回のテーマ、【凍上(とうじょう)】。
「せっかく苦労して作ったウッドデッキが、冬を越したら勝手に傾いてガタガタになっちゃった……」なんて悲劇、想像するだけでゾッとします。
これ、実は寒冷地では本当によくある失敗なんです。今回はそんな悲劇を防ぐために、凍上の仕組みと対策をサクッと解説!
そもそも「凍上」ってなに?
【凍上】を簡単に言うと、「冬に土の中の水分が凍って膨らみ、地面ごと持ち上げてしまう現象」のこと
イメージしやすいのは、冷凍庫で氷を作るときの光景かな。製氷皿いっぱいに水を入れて凍らせると、氷が皿からちょっとはみ出すくらいパンパンに膨らむの知ってます?あれ、実は水は凍ると体積が約9%も増えるからなんですって。
このパンパンに膨らむ現象が、土の中でも起きるんです。
土の中に含まれている水分が冬の寒さで凍って膨らむと、その上に乗っている地面や、地面の上に置いてある重い基礎(束石)まで、じわじわと持ち上げちゃう。

ウッドデッキの基礎でやるべき「凍上対策」
じゃあ、この凍上からウッドデッキを守るにはどうすればいいのか。ここで覚えておいてほしいキーワードが【凍結深度(とうけつしんど)】です。
対策のステップはシンプルで、この2つだけ。
- まずは自分の住んでいる地域の【凍結深度】を調べましょう。これは「冬になると土がどのくらいの深さまで凍るか」を自治体が調査して決めている数値なんだ。役所のホームページや建築関連の資料で確認できることが多いよ。
- その凍結深度よりも【さらに深いところ】に、基礎(束石)の底がくるように穴を掘って設置しよう。
なぜこれで凍上を防げるかというと、理由はシンプル。凍結深度より深い層は、1年中どんなに寒くても絶対に凍らない場所だからです。

その凍らない深い層に基礎をしっかり乗せておけば、たとえ上のほうの土が凍って膨らんでも、基礎自体はビクともせず持ち上がらずに済むということ!
…ここまでがGeminiが楽しそうに教えてくれたことです。
実際の凍結深度
では極寒冷地の北海道の凍結深度を見てみましょう。
| 代表的地域 | 凍結深度(cm) |
|---|---|
| 札幌市 | 60 |
| 旭川市 | 80 |
| 函館市 (一部地域を除く) | 50 |
| 小樽市 | 50 |
| 室蘭市 | 60 |
| 釧路市 (一部地域を除く) | 100 |
| 帯広市 | 100 |
| 北見市 (一部地域を除く) | 100 |
| 江別市 | 60 |
出典:凍結深度 – 建設部住宅局建築指導課 – 北海道庁 2026年時点 (他地域の凍結深度もリンクより確認できます。)
北海道内では最大凍結深度が120cmになるところも…
どうします?自宅の庭を手掘りで120cmも掘りますか?ショベルカーでもレンタルして使いますか?


のこい
大丈夫!そんな必要はないよ!
【建物(住宅)の場合の基礎】は、1cmでも不同沈下(不均等に沈むこと)や凍上による持ち上がりが発生すると、柱が歪んでドアが開かなくなったり、外壁にひびが入ったりする致命的なダメージを受けます。そのため、凍結深度より深い基礎が法律(建築基準法)で義務付けられています。
一方で【ウッドデッキ】はそのしなやかな構造により、冬場の地面の持ち上がりから春の戻りに対しては、すぐに構造が破壊されるなどといった事はあまり起こりません。
また万が一、不同沈下が発生したとしても束石の調整(パッキンの挿入やアジャスター調整)で後から比較的簡単に直すことができます。
つまり。DIYにおいて凍結深度まで掘る必要はありません!
実際の対策で重要なこと
では凍上対策として何をするか
根切りのあとの「砕石」と「転圧」です。
水はけのよい「砕石」は水分を溜め込まないため凍りません。束石の直下に「凍らない砕石のクッション層」を作ることで、土の凍結による圧力を逃がし、束石が直接押し上げられるリスクを大幅に低減します。

そのためDIYの基礎は「根切り」「砕石」「転圧」をしっかりしておけば大丈夫ということです!
まとめ

Gemini
寒い地域でウッドデッキ等を作るときの鉄則は、「【凍結深度】より深く掘る」こと!
AIに騙されないで下さいね!
それでも正直、穴掘りの作業は結構大変だし、たった20cmでも「ここまで深く掘らなきゃダメ?」って心が折れそうになる瞬間もあると思います。
でもこのひと踏ん張りが、何年もガタつかないウッドデッキを保つための、いちばん大切な土台作りになります!